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御嶽大神

御嶽大神とは即ち、国常立尊大已貴命少彦名命のことです。

○国常立尊
国常立尊は天地と共に現(あら)われ給(たま)い、天地を造化し給うた大元霊(おおみたま)であり、人類を始め天地間に生存する一切の生物の生命、生活力の根源であらせられる。

元よりこの神は「隠(かく)り身」と申して、無形の形、無名の名であるから、形の上に就(つ)いて彼是(かれこれ)申し上げてはならないとされる。然るに、日本書紀「神代の巻」に記す内容より拝せば、天地の最初に出現せられた最高の神であり自然にその権威霊徳は天地を兼ね給うのである。

よって、この大神は天地の分れる初めに化坐(なりま)して天地の基礎(もとい)を造り固め成し給うた、天地創造の大神格であらせられるので、この国土を主として、「国常立尊」と申すのである。

○大已貴命
大已貴命は日本書紀の一書(あるふみ)に、素戔鳴尊(すさのおのみこと)と奇稲田姫(くしいなだひめ)との六世の孫(まご)とある。

御兄弟は八十神(やそかみ)と申す如、沢山おありになったが、大已貴命の御神徳があまりにも高いので、わざと大已貴命に大きな袋(ふくろ)を背負(せおわ)せ、大きな頭巾(頭巾)をかぶせて、従人(ともびと)として連れ歩かれたと云うように、そのご兄弟の御憎(おにく)しみが強かった事が記される。

この袋を負い、頭巾をかぶられた忍耐円満の御姿が、俗に「大国様(だいこくさま)【大黒様】」と尊称される、大国主神(おおくにぬしのかみ)、即ち、大已貴命(おおなむちのみこと)の御姿である。

○少彦名命
大已貴命が出雲(いずも)の美保の崎(みほのさき)という所へ御巡行(ごじゅんこう)された時、遠い海の彼方から豆のさやの様な小さな船に乗った小さな神と出会われた。

その神は神皇産霊神(かみむすびのかみ)の御子(みこ)である少彦名命(すくなひこなのみこと)であった。

それから後、大已貴命と少彦名命は、ご兄弟の関係に相成り二柱の大神は共に力強い御協翼(ごきょうよく)を得て、国土開拓・経営に当られた。

この少彦名命は一名を「薬師様」とも御嶽教では称して居ります。

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